外壁塗装で「中塗りと上塗りが違う塗料」になるケースとは?手抜きではなく正規の方法です!
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りという三段階の塗装工程が基本です。
その中で「中塗りと上塗りは同じ塗料を使用する」というのが一般的な理解であり、実際に多くの現場ではその通り施工されています。
しかし実は、例外的に中塗りと上塗りで異なる塗料を使うケースも存在します。
「え?違う塗料を使うなんて手抜きじゃないの?」と心配される方も少なくありませんが、これは正規の工法であり、むしろ性能や仕上がりを高めるために行われるものです。
この記事では、中塗りと上塗りを同じにするのが基本である理由を確認しつつ、なぜあえて異なる塗料を使う場合があるのか、その背景と正しい理解について倉敷市の外壁塗装専門店「ペイントプロ美達」が詳しく解説します。
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中塗りと上塗りを同じ塗料にするのが基本の理由
まず、基本的な考え方として「中塗り=上塗り」となる理由を整理しておきましょう。
1. 層間の密着性を高めるため
同一の成分・同一の樹脂であれば、塗膜同士の相性が良く、しっかり一体化します。
異なる種類の塗料を重ねてしまうと、場合によっては密着不良や剥離の原因になるため、同じ塗料で仕上げるのが基本です。
2. 塗膜厚を均等に確保するため
外壁塗装において塗料メーカーは「必要な塗布量」や「標準塗膜厚」を定めています。同じ塗料を2回塗ることで厚みを安定させることができ、規定の耐久性が発揮されやすくなります。
3. 仕上がりを美しくするため
中塗りと上塗りを同じにすると、最終的な色ムラが抑えられ、艶も均一に整います。特に単色仕上げの外壁では、同一塗料を重ねる方が見栄えの安定感に優れます。
このように、中塗りと上塗りを同じにするのは合理的で、メーカー仕様にも沿った基本の工法です。
あえて中塗りを変えるケースとは?
ここからが本題です。外壁塗装の現場では、敢えて中塗りを上塗りと違う塗料にすることがあります。その背景には、仕上がり精度や機能性を高める狙いがあります。
1. 色を変えて「塗り残し防止」
広い外壁は凹凸や影の関係で塗り残しを発見しにくいことがあります。
そこで、中塗りを少し明るめまたは濃いめの色にしておくと、上塗りの段階で「どこまで塗ったか」が一目でわかるのです。
例えば、ベージュの外壁に最終的に白を塗る場合、中塗りをややグレーにしておくと、塗り残しが浮き彫りになり、職人が均一に仕上げやすくなります。
これはお客様にとっても安心できる工夫です。
2. 専用の中塗り材が設定されている場合
近年普及している高耐候型の塗料(フッ素・無機・ラジカル制御型など)では、メーカーが「専用の中塗り材」を指定しているケースがあります。
これは安価な塗料を混ぜているのではなく、製品設計上必要な工程です。
例えば光沢の強い塗料はそのまま二度塗りすると艶ムラが出やすいため、中塗り専用材で下地を整える必要があります。
この中塗り材は上塗りとの「接着の橋渡し」として重要な役割を担い、長期耐久性の実現に直結しています。
3. 特殊機能を付加するため
外壁塗装では「機能性塗料」が多様化しています。その中で、中塗りと上塗りを役割分担させる方法も採用されています。
・遮熱機能を持たせたい場合
中塗りに遮熱顔料入り塗料を塗り、上塗りには紫外線に強い高耐候塗料を組み合わせる。
・防水性能を重視する場合
中塗りに弾性を持たせて外壁の微細なひび割れに対応し、上塗りで耐候性を強化する。
このように、一種類の塗料では不可能な性能を組み合わせることで、建物をより強固に守れるのです。
「違う塗料=手抜き」ではない!
お客様からよくあるご質問の一つが「中塗りと上塗りが違うと手抜きではないのか?」という不安です。しかし、正しく理解していただきたいのは以下の点です。
メーカー仕様に基づいている場合 → 正規の方法
職人が勝手に安価な塗料を混ぜている場合 → 手抜き工事
つまり、大切なのは「仕様書に沿った施工であるかどうか」です。工事前には必ず「使用する塗料名」「各工程の仕様書」を確認しましょう。
信頼できる業者であれば、使用する材料のカタログや仕様書を提示し、なぜその塗料を選ぶのか丁寧に説明してくれます。
倉敷市で外壁塗装を考える方へのアドバイス
倉敷市は温暖な気候ですが、夏場は強い日射、冬場は冷え込み、加えて瀬戸内特有の湿気もあります。
こうした環境下では、外壁に求められるのは「遮熱」「防水」「耐候性」のバランスです。
もし中塗りと上塗りが違う塗料になっていたとしても、それは建物に最適な性能を発揮させるための工夫かもしれません。
疑問に思ったときは遠慮なく業者へ確認し、根拠のある説明を受けることが安心につながります。
まとめ
外壁塗装の基本は「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程
中塗りと上塗りは通常同じ塗料を使う
ただし「塗り残し防止」「専用の中塗り材」「特殊機能付加」といった正規の理由で違う塗料を使うこともある
「違う=手抜き」ではなく、メーカー仕様に沿っていれば安心
工事前に仕様書や塗料名を確認し、信頼できる業者に依頼することが重要
倉敷市で外壁塗装をご検討の方は、ぜひペイントプロ美達へご相談ください。私たちはお客様にとって分かりやすい説明と、誠実な施工をお約束いたします。
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