タイル面の防水塗装とは?美観と防水性を両立させるために欠かせない重要な施工
倉敷市で外壁塗装・防水工事を行っているペイントプロ美達です。
今回のブログでは、タイル張りの外壁や床に行う「タイル面の防水塗装」について、できるだけわかりやすく、そして詳しく解説していきます。
タイルは見た目が美しく、高級感や重厚感を演出できる素材として、多くの住宅やマンション、店舗などで採用されています。「タイルは丈夫だからメンテナンスはいらない」と思われがちですが、実はそれは大きな誤解です。
タイルそのものは硬く水を通しにくい素材ですが、建物全体として見た場合、防水の弱点になりやすい部分も存在しています。
この記事では、タイル面の防水塗装がなぜ必要なのか、どのような施工を行うのか、注意すべきポイントや業者選びの考え方まで、倉敷市で実際に多くの施工を行ってきた立場から詳しくお伝えします。
タイル面の防水塗装とはどんな施工なのか
タイル面の防水塗装とは、タイル張りの外壁や床に対して、防水性能を高めるための専用材料を施工する工事のことを指します。
タイル自体は雨水を吸い込みにくい素材ですが、タイルとタイルの間にある目地部分や、内部の下地は年月とともに劣化していきます。
目地に細かなひび割れが入ったり、下地の防水層が弱くなったりすると、そこから雨水が徐々に内部へと浸入してしまいます。これが進行すると、内部の構造材を傷めたり、雨漏りの原因になったりすることもあります。
タイル面の防水塗装では、透明または半透明の防水材をタイル表面に塗布し、タイル全体をコーティングする方法が一般的です。
見た目を大きく変えることなく、防水性を高められる点が大きな特徴です。
また、タイルの状態によっては、塗装の前に目地部分の補修やシーリングの打ち替えを行い、防水性能を根本から見直すケースもあります。単に塗るだけではなく、下地から整えることが非常に重要な施工です。
タイルは丈夫でも水は侵入する理由
「タイルは水に強いのに、なぜ防水が必要なのか」と疑問に思われる方も多いかもしれません。
確かに、タイル一枚一枚は非常に硬く、水を通しにくい素材です。しかし、建物として考えた場合、タイル以外の部分が多く存在しています。
まず挙げられるのが目地です。目地材はモルタルや樹脂でできており、紫外線や雨風の影響を直接受けるため、タイルよりも先に劣化が進みます。
細かなひび割れや肉やせが起こると、そこから水が入り込みやすくなります。
さらに、タイルの裏側にある下地や防水層も永久に持つわけではありません。築年数が経過するにつれて、防水性能は少しずつ低下していきます。
表面からは異常が見えなくても、内部で水が回っているケースは決して珍しくありません。
こうした理由から、タイル張りの建物でも定期的な点検と防水対策が必要になるのです。
タイル面防水塗装の目的と得られる効果
タイル面に防水塗装を行う目的は、単に水を防ぐことだけではありません。
さまざまな面で、建物全体にとって大きなメリットがあります。
まず第一に、雨水の侵入を防ぐ効果が挙げられます。
目地や微細なひび割れ部分をコーティングすることで、水の通り道を塞ぎ、下地や内部構造への浸水リスクを大幅に下げることができます。
次に、美観を維持しやすくなる点も大きなポイントです。
防水材によって表面が保護されることで、汚れが付着しにくくなり、雨だれやカビ、コケの発生も抑えやすくなります。結果として、タイルの美しさを長く保つことにつながります。
さらに、劣化の進行を遅らせる効果も期待できます。
水分や汚れは、劣化を加速させる大きな要因です。防水塗装によってそれらを遮断することで、タイルや下地の寿命を延ばすことが可能になります。
特に築10年以上経過した建物では、見た目に問題がなくても内部では劣化が進んでいることが多いため、予防的な施工として防水塗装を検討する価値は十分にあります。
タイル面防水塗装の基本的な施工の流れ
タイル面の防水塗装は、いきなり塗料を塗るわけではありません。
まず最初に行うのが、建物の状態を把握するための現地調査です。
タイルの浮きや割れがないか、目地にひび割れや欠損がないか、下地に問題がないかを細かく確認します。
この段階で不具合が見つかった場合は、防水塗装の前に補修作業を行う必要があります。
次に、高圧洗浄を行い、タイル表面に付着した汚れ、カビ、コケ、排気ガスの汚れなどを徹底的に洗い流します。
この工程を丁寧に行わないと、防水材がしっかり密着せず、施工不良の原因になります。
洗浄後、必要に応じて目地の補修やシーリングの打ち替えを行います。
その後、防水材やトップコートを塗布し、タイル全体を均一に保護していきます。
使用する材料によって、透明仕上げで既存のデザインを活かすこともできますし、若干色味を調整することも可能です。
タイル面防水塗装で注意すべきポイント
タイル面の防水塗装で特に注意しなければならないのは、タイルの状態を無視して施工しないことです。
タイルが大きく浮いていたり、下地が著しく劣化している場合、表面をコーティングするだけでは根本的な解決にはなりません。
こうしたケースでは、部分的な張り替えや下地補修を含めた施工が必要になります。
そのため、現地調査の段階で問題点を正確に説明し、最適な施工方法を提案してくれる業者を選ぶことが重要です。
また、防水材にはさまざまな種類があり、それぞれ耐久年数や仕上がりの質感が異なります。
価格だけで判断せず、「どの材料を使うのか」「どのくらいの期間効果が期待できるのか」をしっかり確認することが、後悔しないためのポイントです。
倉敷市でタイル面の防水塗装を検討されている方へ
倉敷市は、年間を通して雨が降る日も多く、湿気の影響を受けやすい地域です。
そのため、タイル外壁やタイル床においても、防水対策の重要性は非常に高いと言えます。
「今は雨漏りしていないから大丈夫」「見た目がきれいだから問題ない」と思っていても、内部では劣化が進行していることもあります。
大きなトラブルになる前に、点検や防水塗装を検討することで、結果的に修繕費用を抑えられるケースも少なくありません。
ペイントプロ美達では、タイル面の状態を丁寧に確認し、建物に合った最適な防水施工をご提案しています。
まとめ
タイル面の防水塗装は、タイル特有の美しい外観を活かしながら、建物を水の被害から守るために欠かせない施工です。
特に築年数が経過した建物では、目地や下地の劣化が進んでいる可能性が高く、早めの対策が建物の寿命を大きく左右します。
施工内容や使用材料、補修方法についてしっかり説明してくれる業者を選ぶことで、美観と防水性を両立した安心の仕上がりが期待できます。
倉敷市でタイル面の防水塗装をご検討の際は、ぜひペイントプロ美達までお気軽にご相談ください。
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