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陸屋根の水勾配とは?適切な排水で住宅を守る方法

皆さんのご自宅の屋根はどのような形状でしょうか。

切妻屋根、寄棟屋根、片流れ屋根など、屋根の形はさまざまです。屋根のデザインが少し異なるだけで、住宅の印象も大きく変わります。

近年では、片流れ屋根や陸屋根の住宅が増加傾向にあります。

また、外壁も金属系の素材を採用し、モノトーンの色合いで洗練された印象を与える住宅が多く見受けられます。

今回は、その中でも陸屋根の排水に関するポイントについてお話しします。

ぜひ最後までご覧ください。

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陸屋根とは

名称からある程度イメージできるかと思いますが、ここで詳しく説明します。

陸屋根(りくやね・ろくやね)は、一般的な屋根のような傾斜がほとんどない、またはまったくない屋根を指します。

水平に近い形状であり、「平屋根」と呼ばれることもあります。

主に鉄筋コンクリート造の建物に用いられ、都市部のビルなどでも多く採用されています。

陸屋根のメリットとして、スタイリッシュな外観に仕上がる点や、屋上スペースを有効活用できる点が挙げられます。

一方で、断熱対策が不十分だと夏場に室内が暑くなりやすいデメリットもあります。

三角屋根の住宅では、屋根裏空間があることで直射日光の影響を軽減できますが、陸屋根では直接日光が建物に当たるため、断熱材を厚めに施工したり、屋上緑化や太陽光パネルの設置を検討したりすることが有効です。

ただし、陸屋根は他の屋根と比べて雨漏りしやすい特性があり、特に屋上緑化を施す場合は注意が必要です。

陸屋根に必要な水勾配

勾配屋根では、雨が降っても傾斜によって自然に排水されますが、陸屋根の場合、そのままでは水が滞留してしまいます。

そこで重要なのが「水勾配」です。

水勾配とは、雨水がスムーズに排水口へ流れるように設けられるわずかな傾斜のことです。

陸屋根だけでなく、ベランダにも設けられており、通常2/100~3/100程度の勾配がつけられています。

具体的には、1mの水平距離で2~3cmほどの傾斜をつける形になります。

水勾配の役割

完全に水平な場合、雨水が適切に排水されず、一箇所に溜まりやすくなります。

水たまりができると、その部分の防水層が想定よりも早く劣化し、雨漏りの原因になる可能性があります。

このような問題を防ぐため、建物の劣化や浸水リスクを軽減する役割を果たします。

広い面積の駐車場などでは、水が溜まりやすいため、中央に排水口を設けたり、両端に排水溝を配置したりすることがあります。

また、排水溝にはグレーチング(格子状の蓋)を設置し、安全性を確保する場合もあります。

場所による適切な勾配の違い

水勾配の角度は、設置場所によって適切な値が異なります。

ベランダ・バルコニー

ベランダやバルコニーは、通常2%程度の水勾配を設けます。

ただし、排水口付近では1%程度の傾斜でも十分機能します。

陸屋根

陸屋根の場合、0.5%~1%の勾配が必要です。

屋上を生活スペースや物干し場として利用するケースもありますが、傾斜が大きすぎると歩行に支障をきたすため、注意が必要です。

陸屋根のメンテナンスの重要性

陸屋根は、勾配屋根に比べて劣化しやすい特徴があります。

水が溜まりやすいため、特に排水口付近の清掃が不十分だと、落ち葉などが詰まり、排水機能が低下してしまいます。

ベランダでも掃除を怠ると排水口が詰まることがありますが、陸屋根ではそのリスクがさらに高まります。

また、近年のデザイン性を重視した住宅では、庇(ひさし)がないケースも多く、雨が直接建物内に吹き込むことがあります。

このような点からも、陸屋根は特に定期的なメンテナンスが必要です。

防水層の機能が低下すると雨漏りのリスクが高まるため、適切な時期に塗装や防水工事を施し、建物を守りましょう。

まとめ

今回は、陸屋根の水勾配について詳しく解説しました。

水勾配が適切でないと、雨水がうまく排水されず、防水層の劣化を早める原因になります。

定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、長く快適に住み続けられる住宅を維持することができます。

陸屋根のある住宅にお住まいの方は、ぜひ参考にしてください。

 

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