吸い込みムラとは?原因と防止策を詳しく解説
外壁や屋根の塗装を行った際に、表面に色の濃淡や艶の差が出てしまうことがあります。
これを「吸い込みムラ」と呼び、別名「斑(まだら)」とも言われています。
塗装工事において避けたいトラブルの一つであり、見た目の美しさを損なうだけでなく、防水性や耐候性といった塗料本来の性能を十分に発揮できなくなる可能性があります。
今回は、吸い込みムラが生じる原因や防止策について詳しくご紹介します。
ペイントプロ美達は倉敷市の屋根塗装・外壁塗装・雨漏り工事・防水専門店です💁♀️✨
ペイントプロ美達は地元倉敷市の地域密着の塗装・雨漏り・防水専門店として
岡山県倉敷市で多くの工事をさせていただいております🤗🏠
これからも地域の皆様により愛される会社を目指し、塗装工事・雨漏り工事・防水工事業を通して
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吸い込みムラが起こる主な原因
下地の状態による影響
モルタルやコンクリート、木材、スレートなどの素材は、塗料をよく吸い込む性質があります。
しかし同じ素材でも部位によって劣化の進み具合や水分量が異なるため、吸い込みが均一にならずムラが出やすくなります。
特にひび割れや欠けなどがあると、劣化部分が周囲よりも多く塗料を吸収してしまうのです。
また、汚れや古い塗膜の残りが下地に付着したまま塗装を行うと、密着が悪くなりムラの原因につながります。
下塗り不足や下塗り材の不適合
塗装工程で欠かせないのが下塗りです。下塗りには、上塗り塗料を密着させる役割と、下地への吸い込みを防ぐ働きがあります。
下塗りが不足していると、上塗り塗料が必要以上に下地に吸い込まれてしまい、色ムラや艶ムラが出てしまいます。
さらに、下地の種類や状態に合わない下塗り材を使用した場合も、吸い込みムラを抑えられません。
シーラー、プライマー、フィラーなど下塗り材には種類があり、正しい選定が重要です。
職人の技術や施工条件
塗布量が均一でなかったり、乾燥時間を守らなかったりすると、塗膜が不揃いとなりムラが発生します。
また、気温や湿度、風といった気象条件によっても乾燥速度が変わり、仕上がりに影響が出ることがあります。
塗装工事は天候の見極めも大切な技術の一つです。
塗料の選び方や管理
塗料が下地と相性が悪い場合や、長期間保管されて劣化した塗料を使用した場合、均一な仕上がりを得にくくなります。
使用前に十分に撹拌していない場合もムラの原因となるため、品質管理が欠かせません。
吸い込みムラを防ぐための対策
下地処理を丁寧に行う
高圧洗浄で汚れや粉じんをしっかり落とし、ひび割れや欠けを補修したうえで塗装に入ることが基本です。
この工程をおろそかにすると、どんなに良い塗料を使っても仕上がりに差が出てしまいます。
下塗りの適切な選定と施工
下地の種類や劣化状況を見極め、それに合った下塗り材を選びます。
吸い込みが強い箇所には吸い込み止め効果の高い材料を使い、必要に応じて複数回塗布することも有効です。
これにより、上塗りの発色や艶が均一に保たれます。
技術力のある職人による施工
塗料の塗布量や重ね塗りのタイミングを正しく守ることが大切です。
複数人で連携して塗り継ぎを行うなど、作業方法にも工夫が求められます。
経験豊富な職人による施工であれば、こうした点も適切に管理されます。
天候条件の見極め
塗装は高温多湿、低温、強風といった条件では仕上がりに影響が出やすいため、適した気候の中で行うことが理想です。
季節や当日の天気を考慮して計画を立てることが重要です。
塗料の品質を維持する
使用期限を守り、直射日光や高温多湿を避けた場所で保管することが大切です。
塗装直前には十分に撹拌し、塗料の性能を最大限に発揮させるよう心がけます。
吸い込みムラが出てしまった場合の対応
実際に施工後、吸い込みムラが確認された場合は再塗装による補修が一般的です。
ただし、光の加減によって一時的に斑模様のように見える程度で、塗膜の性能に問題がない場合は、必ずしも補修の必要はありません。
一方で、明らかに色の濃淡が大きく目立つ場合や広範囲に及ぶ場合は、施工不良の可能性が高いといえます。
その際は早めに施工業者へ相談し、保証期間内であれば無償で補修してもらえるか確認すると良いでしょう。
まとめ
吸い込みムラは、下地の状態や下塗りの有無、職人の技術、天候、塗料の管理など、さまざまな要因が重なって発生します。
外壁や屋根は常に紫外線や雨風にさらされているため、劣化の進み具合によって吸い込み具合が変わるのは自然なことです。
ただし、施工前の下地処理や適切な材料選び、職人の技術次第で大部分は防ぐことができます。
倉敷市で外壁や屋根の塗装をご検討の際は、仕上がり品質にこだわるペイントプロ美達へぜひご相談ください。
お客様に安心していただけるよう、工事中に気になる点があればその都度ご報告し、適切な対応を心がけています。
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