実は夏に増える外壁の膨れ…その原因と補修方法
一級塗装技能士監修|夏に多い外壁トラブル「膨れ」を放置しないために
外壁を見たときに、
- 表面がプクッと浮いている
- 塗装が風船のように膨らんでいる
- 一部分だけ波打って見える
このような症状があれば、「外壁の膨れ」が起きている可能性があります。
実はこの症状、夏になると急に増える傾向があります。
ペイントプロ美達でも、7月〜9月頃は
「急に外壁が浮いてきた」
「塗装が膨れて剥がれそう」
というお問い合わせが増える時期です。
まずは、外壁の膨れがどんな状態なのかを見ていきましょう。
外壁の「膨れ」とはどんな症状?
塗装の表面が浮いて見える状態
外壁の膨れとは、塗装の膜が下地から浮き上がってしまう症状です。
正常な塗装は、外壁材にしっかり密着しています。
しかし何らかの原因で密着力が弱くなると、内部に空気や水分が入り込み、表面が膨らんできます。
初期段階では小さな膨らみですが、放置すると次第に広がり、最終的には剥がれにつながります。
夏場に目立ちやすくなる理由
夏は外壁表面の温度が非常に高くなります。
特に濃い色の外壁では、表面温度が60℃以上になることも珍しくありません。
その熱によって、
- 内部の湿気が膨張する
- 空気が押し出される
- 塗膜が耐えきれなくなる
こうした現象が起き、膨れとして表面化します。
冬には見えなかった症状が、夏の暑さで一気に出てくるケースも多いです。
なぜ外壁は膨れる?主な原因を解説
外壁内部に湿気や水分が残っている
最も多い原因が、内部の湿気です。
例えば、
- 雨水が入り込んでいる
- 外壁内部が結露している
- 下地が乾燥しきっていない
こうした状態で塗装すると、内部の水分が逃げ場を失います。
そして夏の熱で蒸発しようとした水分が、塗膜を押し上げて膨れを発生させます。
実際に美達でも、北面や日当たりの悪い面で膨れが起きているケースをよく見かけます。
下地処理不足による密着不良
塗装工事では、塗る前の下地処理が非常に重要です。
- 汚れをしっかり落とす
- 古い塗膜を除去する
- 劣化部分を補修する
こうした作業が不十分だと、塗料がしっかり密着しません。
見た目は綺麗に仕上がっていても、数年後に膨れや剥がれとして現れることがあります。
塗装は「何を塗るか」だけでなく、「塗る前に何をするか」がとても大切です。
古い塗膜との相性問題
以前使われていた塗料との相性も原因になります。
例えば、
- 油性塗料の上に水性塗料
- 密着しにくい特殊塗料
- 劣化した旧塗膜
こうした状態で適切な処理をせず塗装すると、膨れの原因になることがあります。
塗料はただ塗れば良いわけではなく、外壁材や既存塗膜との相性確認も重要です。
夏の高温による急激な膨張
岡山の夏は非常に暑く、外壁への負担も大きくなります。
特に西日が強く当たる外壁は、
- 急激な温度上昇
- 熱膨張
- 塗膜への負荷
が大きくなり、弱っている部分から膨れが発生しやすくなります。
築年数が経過した住宅ほど、この影響が出やすい傾向があります。
実際に多い「膨れ」の症状とは
サイディング外壁の膨れ
現在の住宅で多いサイディング外壁。
このタイプは継ぎ目(コーキング)の劣化から水分が入り込みやすく、膨れにつながることがあります。
特に、
- コーキングが割れている
- 反りが出ている
- 表面が色あせている
こうした症状がある場合は注意が必要です。
モルタル外壁の膨れ
モルタル外壁では、ひび割れから雨水が侵入するケースがあります。
内部に水分が溜まり、それが夏の熱で膨張すると、塗膜が浮いてきます。
モルタルは見た目では分かりにくいため、定期点検が重要です。
ベランダまわりの膨れ
意外と多いのが、ベランダ周辺です。
防水の劣化や雨水侵入によって湿気がこもり、外壁に膨れが発生することがあります。
美達でも、
「ベランダ下だけ塗装が浮いてきた」
というご相談は非常に多いです。
ベランダは雨漏りリスクとも関係するため、早めの確認がおすすめです。
外壁の膨れを放置するとどうなる?
塗膜が剥がれる
膨れを放置すると、最終的には剥がれます。
塗装の役割は「見た目」だけではなく、外壁を雨や紫外線から守ることです。
剥がれると、防水性能が一気に低下してしまいます。
雨水が入り込みやすくなる
剥がれた部分から雨水が侵入すると、
- 外壁内部の腐食
- 下地の傷み
- 雨漏り
につながることもあります。
特に木部が含まれる住宅では、腐食が進行するケースもあるため注意が必要です。
補修費用が高くなるケースも
初期の膨れなら部分補修で済む場合もあります。
しかし放置して広範囲に広がると、
- 大規模補修
- 下地交換
- 張り替え工事
が必要になることもあります。
結果的に費用負担が大きくなるため、早期対応が大切です。
外壁の膨れはどう補修する?
膨れ部分を撤去する
まずは膨れている塗膜を撤去します。
中途半端に残すと再発しやすいため、原因部分までしっかり除去することが重要です。
下地をしっかり乾燥させる
補修で非常に重要なのが乾燥工程です。
内部に水分が残ったまま塗装すると、再び膨れが起きる可能性があります。
美達では、天候や湿度も確認しながら施工を進めています。
適切な下塗り・再塗装を行う
下地に合った下塗り材を使用し、適切な塗料で仕上げます。
特に重要なのは、
- 下塗り材の選定
- 塗装間隔
- 乾燥時間
です。
この工程を丁寧に行うことで、膨れの再発リスクを抑えることができます。
夏の外壁トラブルを防ぐためにできること
定期点検を行う
外壁は毎日少しずつ劣化しています。
小さな膨れやひび割れを早期発見することで、大きなトラブルを防ぎやすくなります。
早めのメンテナンスを意識する
「まだ大丈夫かな」と思っていても、夏の暑さで急激に症状が悪化するケースがあります。
特に、
- 築10年以上
- 色あせがある
- コーキングが割れている
こうした住宅は、一度点検しておくと安心です。
実績のある塗装会社へ相談する
膨れは、原因を正しく判断することが非常に重要です。
表面だけ塗り直しても、内部原因が残っていると再発してしまいます。
だからこそ、
- 下地診断
- 水分状況の確認
- 適切な補修提案
ができる塗装会社への相談が大切です。
まとめ|小さな膨れでも早めの確認が大切です
外壁の膨れは、夏になると特に増えやすい症状です。
最初は小さな違和感でも、
- 塗膜の剥がれ
- 雨水侵入
- 下地の腐食
につながることがあります。
ペイントプロ美達でも、
「もっと早く相談すれば良かった」
というお声をいただくことが少なくありません。
特に岡山・倉敷エリアは、夏の強い紫外線や突然の豪雨の影響を受けやすいため、早めの点検が住まいを長持ちさせるポイントになります。
もし、
- 外壁が浮いている
- 塗装がプクッとしている
- 剥がれそうな箇所がある
そんな症状がありましたら、小さなことでもお気軽にご相談ください。
現地の状態をしっかり確認しながら、わかりやすくご説明いたします。








