一級塗装技能士監修|外壁のコーキングが切れている…放置するとどうなる?
はじめに
外壁のコーキング(シーリング)のひび割れや切れ目を見つけて、「まだ大丈夫かな?」と気になっていませんか。
コーキングは外壁材そのものではありませんが、住まいを雨水から守るために欠かせない重要な部分です。劣化を放置すると、見た目だけでなく住宅全体に影響を及ぼすこともあります。
この記事では、コーキングが切れる原因や放置するリスク、補修が必要なタイミングについて、一級塗装技能士が分かりやすく解説します。
コーキングとは?外壁に欠かせない重要な役割
コーキングとは何か
コーキング(シーリング)とは、外壁材と外壁材の間に充填されているゴムのような素材です。
サイディング住宅では必ずと言っていいほど使用されており、次のような役割があります。
- 雨水の侵入を防ぐ
- 建物の揺れや温度変化による動きを吸収する
- 外壁材同士がぶつかるのを防ぐ
- 防水性・気密性を保つ
人間で例えると「関節」のような存在です。
建物は地震だけでなく、夏と冬の温度差でも毎日わずかに動いています。その動きを吸収しているのがコーキングです。
コーキングが切れる原因とは?
紫外線による劣化
岡山県は晴れの日が多く、紫外線の影響を受けやすい地域です。
毎日紫外線を浴び続けることで、コーキングは徐々に硬くなり、柔軟性を失います。
やがてひび割れや切れ目が発生します。
経年劣化
一般的なコーキングの寿命は約7〜10年程度です。
新築から10年前後経過すると、
- 硬くなる
- 痩せる(細くなる)
- 割れる
- 剥がれる
といった症状が見られるようになります。
建物の揺れや動き
地震だけでなく、
- 強風
- 気温差
- 日射による膨張・収縮
でも建物は動いています。
柔軟性を失ったコーキングは、その動きについていけず裂けてしまいます。
こんな症状があれば要注意
細いひび割れ
表面に細かなひびが見える状態です。
初期症状ですが、この段階から劣化は始まっています。
完全に切れて隙間ができている
最も注意したい症状です。
外壁材の間に隙間ができるため、雨水が入り込みやすくなります。
コーキングが痩せている
以前より細くなり、外壁との間に隙間が見えている状態です。
防水性能がかなり低下しています。
外壁から剥がれている
壁との密着が失われています。
ここまで進行すると補修が必要です。
コーキングを放置するとどうなる?
雨水が建物内部へ侵入する
コーキングの最大の役割は防水です。
切れたまま放置すると、
- 外壁内部
- 下地
- 木材
へ雨水が入り込みます。
表面は問題なく見えても、内部で劣化が進んでいるケースも珍しくありません。
雨漏りにつながることもある
「コーキングが切れただけで雨漏りするの?」
と思われる方もいます。
もちろんすぐに雨漏りするとは限りません。
しかし長期間放置すると、
- 防水シート
- 下地
- 柱
まで水が到達し、雨漏りにつながる可能性があります。
外壁材の劣化が早くなる
水分を吸った外壁は、
- 反り
- 浮き
- 割れ
が起こりやすくなります。
サイディングの張り替えとなると、塗装よりはるかに高額な工事になることがあります。
補修費用が高くなる
早めならコーキング補修だけで済むケースでも、
放置すると
- 外壁補修
- 下地補修
- 雨漏り修理
まで必要になることがあります。
結果として工事費が何倍にもなるケースもあります。
補修方法は主に2種類
増し打ち工法
既存のコーキングの上から新しい材料を充填する方法です。
比較的軽微な劣化で採用されます。
打ち替え工法
古いコーキングをすべて撤去し、新しく施工する方法です。
耐久性が高く、外壁塗装ではこちらが一般的です。
ペイントプロ美達でも、サイディング住宅では打ち替え工法をご提案することが多くあります。
外壁塗装と一緒に工事するのがおすすめ
コーキング工事だけでも施工できますが、
多くの場合は外壁塗装と同時施工がおすすめです。
理由は、
- 足場代が一度で済む
- コーキングを新しくしてから塗装できる
- 建物全体の耐久性が向上する
ためです。
足場代だけでも10〜20万円程度かかることがあるため、別々に工事をすると費用が高くなってしまいます。
ペイントプロ美達でも多いご相談
ペイントプロ美達では、
「外壁に隙間ができています」
「コーキングが切れている気がします」
というお問い合わせを毎年数多くいただきます。
実際に現地調査へ伺うと、お客様が気付いていたのは一部だけで、建物全体のコーキングが寿命を迎えていたというケースは少なくありません。
また、築10〜15年ほどのお住まいでは、外壁自体はまだきれいに見えていても、コーキングだけが先に劣化していることもよくあります。
そのため、美達ではコーキングだけで判断するのではなく、
- 外壁の色あせ
- チョーキング現象
- 外壁の反り
- 雨樋や付帯部
なども合わせて点検し、お住まい全体の状態をご説明しています。
コーキングの劣化を見つけたら早めの点検がおすすめ
「少し切れているだけだから大丈夫」
と思っていても、その小さな隙間から建物内部へ雨水が入り込む可能性があります。
コーキングは住まいを守る大切な防水部分です。
築10年前後経過している住宅や、外壁にひび割れ・隙間・剥がれが見られる場合は、一度点検を受けておくと安心です。
ペイントプロ美達では、岡山市・倉敷市を中心に、一級塗装技能士監修のもと、お住まいの状態を丁寧に確認し、お客様にも分かりやすくご説明しています。
「まだ工事が必要か分からない」「コーキングだけ見てほしい」というご相談でも構いません。
大切なお住まいを長く守るためにも、気になる症状がありましたらお気軽にペイントプロ美達までご相談ください。








