一級塗装技能士監修|夏の紫外線で傷んだ外壁はどうなる?秋に点検したい理由
一年の中でも特に紫外線が強い夏。私たちの肌が日焼けするように、住まいの外壁も毎日強い紫外線を浴び続けています。
しかし、外壁は毎日見ているため、少しずつ進む劣化には意外と気付きにくいものです。
実際にペイントプロ美達でも、9月から10月になると
「外壁の色が急に薄くなった気がする」
「白い粉が付くようになった」
「夏が終わって改めて家を見たら傷みが気になった」
というご相談が増えてきます。
実は秋は、夏に蓄積したダメージが表面に現れやすく、住まいの健康診断をするには最適な季節です。
今回は、夏の紫外線が外壁へ与える影響と、秋に点検しておきたい理由について、一級塗装技能士が分かりやすく解説します。
夏の紫外線は外壁にどんな影響を与えるの?
紫外線は塗膜を少しずつ劣化させる
外壁の表面には「塗膜(とまく)」という塗装の膜があります。
この塗膜は、
・雨をはじく
・紫外線から外壁材を守る
・汚れを付きにくくする
という大切な役割を持っています。
ところが、毎日紫外線を浴び続けることで塗膜の成分が少しずつ分解され、防水性能や耐久性が低下していきます。
これはどんな高品質な塗料でも避けられない自然な経年劣化です。
色あせやツヤ落ちは劣化の始まり
最初に現れやすい変化が、
- 色あせ
- ツヤがなくなる
- 外壁全体がくすんで見える
といった症状です。
見た目だけの問題と思われがちですが、塗膜が劣化し始めているサインでもあります。
防水性能が低下すると雨水に弱くなる
塗膜が弱くなると、雨をはじく力も低下します。
すると外壁が水分を吸いやすくなり、
- コケ
- カビ
- 藻
- ひび割れ
などの原因になってしまいます。
夏の紫外線によるダメージは、秋から冬にかけてさらに進行するケースも少なくありません。
夏が終わったあとに現れやすい外壁の劣化症状
チョーキング現象(白い粉)
外壁を手で触ったときに白い粉が付く現象を「チョーキング」といいます。
これは塗料の成分が紫外線によって分解されている状態です。
ペイントプロ美達でも非常に多く見つかる症状の一つです。
コーキングのひび割れ
外壁の継ぎ目にあるゴムのような部分をコーキングといいます。
夏の高温や紫外線によって硬くなり、
- 割れる
- やせる
- 隙間ができる
ことがあります。
ここから雨水が入り込むと、建物内部へ影響が及ぶ可能性があります。
外壁のひび割れ
細いひびでも放置すると、
雨水が入り込み、
外壁材そのものの劣化につながることがあります。
小さなひびでも早めの確認が大切です。
コケ・カビ・藻の発生
北側や日陰では、
夏に吸った湿気が原因でコケやカビが発生しやすくなります。
見た目だけではなく、塗膜の劣化を早める原因にもなります。
なぜ秋に点検するのがおすすめなのか
夏のダメージが表面化しやすい
夏の間に蓄積した紫外線ダメージは、秋になると症状として見え始めます。
そのため、
「去年より色あせた」
「ひびが増えた」
と感じる方が多くなります。
台風・秋雨シーズン前後の確認が重要
秋は台風が接近しやすい季節でもあります。
小さな劣化でも、
- 強風
- 豪雨
によって被害が大きくなるケースがあります。
台風後の点検もおすすめです。
気候が安定して補修計画を立てやすい
秋は湿度や気温が安定し、
塗装工事にも適した季節です。
もし補修や塗装が必要になった場合でも、比較的スムーズに工事計画を立てられます。
ペイントプロ美達で秋によくいただくご相談
秋になると特に多いご相談が、
「外壁が急に色あせた気がする」
というものです。
実際には夏の間ずっと劣化が進んでおり、秋になって初めて気付かれるケースがほとんどです。
また、
「白い粉が付く」
「築10年以上なので一度見てほしい」
というお問い合わせも毎年増えてきます。
地域密着で20年以上施工を行ってきた経験からも、秋は住まいの点検をおすすめする時期だと感じています。
自分でもできる秋のセルフチェック5項目
外壁を触って白い粉が付くか
チョーキングがあれば塗膜が劣化しています。
コーキングに割れはないか
窓まわりや外壁の継ぎ目を確認しましょう。
外壁にひび割れはないか
細いひびでも写真を撮っておくと変化が分かりやすくなります。
雨樋や屋根に異常はないか
台風後は雨樋の変形や外れにも注意しましょう。
屋根は危険なので、地上から双眼鏡などで確認する程度に留め、無理に登らないことが大切です。
北側にコケやカビはないか
湿気が残りやすい場所ほどチェックしておきましょう。
点検だけでも早めがおすすめな理由
小さな補修で済む可能性がある
早めに劣化を発見できれば、
コーキング補修だけで済んだり、
部分補修だけで対応できるケースもあります。
放置すると外壁材まで傷み、工事費用が大きくなることも少なくありません。
外壁塗装の計画が立てやすくなる
点検を受けたからといって、すぐに工事をする必要はありません。
現在の状態を知ることで、
「あと何年くらい持ちそうか」
「いつ頃塗装を考えればいいか」
という目安が分かり、安心して計画を立てられます。
まとめ
夏の紫外線は、目に見えないところで外壁へ少しずつダメージを与えています。
そして秋になると、
- 色あせ
- チョーキング
- コーキングの劣化
- ひび割れ
- コケやカビ
などの症状として現れ始めます。
これらは早めに発見できれば、大掛かりな修繕を避けられる可能性があります。
ペイントプロ美達では、倉敷市・岡山市を中心に、一級塗装技能士が住まいの状態を丁寧に確認し、必要なメンテナンスを分かりやすくご案内しています。
「うちの外壁はまだ大丈夫かな?」
「夏の紫外線で傷んでいないか一度見てほしい」
そんな方は、お気軽にペイントプロ美達までご相談ください。無理な営業は行わず、お住まいの状態を分かりやすくお伝えし、今後のメンテナンス計画を考えるお手伝いをいたします。








