塗装できない屋根材とは?カバー工法のご相談が増えています
最近、屋根の「カバー工法(上貼り)」についてのお問い合わせが増えてきています。
特にスレート系の屋根材(カラーベスト・コロニアルなど)をお使いの方からのご相談が多く、スレート屋根は定期的なメンテナンスが必要な素材です。
通常は塗装によるメンテナンスが行われますが、中には塗装が適さない製品や、そもそも塗っても効果が期待できないような屋根材も存在します。
そのような屋根に無理に塗装をすると、かえって屋根の劣化を早めてしまうこともあるため注意が必要です。
今回は、塗装による補修ができない、または不向きとされる屋根材を3種類ご紹介します。
ペイントプロ美達は倉敷市の屋根塗装・外壁塗装・雨漏り工事・防水専門店です💁♀️✨
ペイントプロ美達は地元倉敷市の地域密着の塗装・雨漏り・防水専門店として
岡山県倉敷市で多くの工事をさせていただいております🤗🏠
これからも地域の皆様により愛される会社を目指し、塗装工事・雨漏り工事・防水工事業を通して
地域社会に貢献していきます☺💐
① パミール
パミールは1996年頃から2008年頃まで製造されていた屋根材で、使用されている住宅も少なくありません。
この製品は「層間剥離(そうかんはくり)」という現象が起きやすいことで知られています。
これは屋根材がミルフィーユのように層ごとに剥がれてくる症状で、塗装をしてもすぐに剥がれてしまいます。
そのため、パミールには塗装メンテナンスは適しておらず、「カバー工法」もしくは「葺き替え」での対応が基本になります。
② セキスイかわらU
1980年代から90年代にかけてよく使われたのが、セキスイかわらUです。
見た目は日本瓦に似ていますが、実際には非常に薄いスレート系の屋根材です。
こちらもパミールと同様に層間剥離が起きやすく、さらに経年劣化が進むと人が屋根に乗るだけで割れてしまうこともあります。
加えて、塗料の付着が悪く、塗ってもすぐに剥がれるため、塗装によるメンテナンスはおすすめできません。
なお、この屋根材はカバー工法が使えないため、メンテナンスする場合は「葺き替え」が基本の対応となります。
③ コロニアルNEO
2001年から2008年頃にかけて使われていた屋根材が「コロニアルNEO」です。
この製品は、見た目には劣化がわかりにくいことも多いのですが、ノンアスベスト仕様に切り替わった時期のもので、強度が低く、微細なヒビや端部の欠けが発生しやすい特徴があります。
一見すると問題がないように見えても、実際に屋根に人が上がると割れてしまうこともあり、塗装をすることでかえってダメージを与えてしまう可能性があります。
そのため、この屋根材には「上貼り(カバー工法)」が有効な選択肢となります。
今回は、塗装が不向きな屋根材の代表例を3つ取り上げました。
ご自宅の屋根材がどの種類か確認するには、建築時の図面や仕様書に記載があることが多いので、該当する年代の住宅にお住まいの方は、一度確認してみることをおすすめします。
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