2026年10月28日 更新!
一級塗装技能士監修|外壁塗装の現地調査では何を見る?プロがチェックする場所を公開
一級塗装技能士監修・解説。 外壁塗装を検討して見積りを依頼すると、まず行われることが多いのが**「現地調査」**です。 「現地調査って、外壁の面積を測るだけ?」 「どんなところをチェックされるの?」 初めて外壁塗装をされる方にとっては、何をするのか分からず不安に感じるかもしれません。 岡山市・倉敷市のお客様からも、**「現地調査では何を見るんですか?」**とご質問をいただくことがあります。 実は、現地調査は見積り金額を計算するためだけのものではありません。 外壁や屋根の状態を確認し、どのような補修や塗装が必要なのかを判断する大切な工程です。 今回は、岡山県倉敷市で20年以上塗装工事に携わってきたペイントプロ美達が、外壁塗装の現地調査でプロがどこを見ているのか、分かりやすくご紹介します。 外壁塗装の現地調査とは? 見積り金額を出すだけの調査ではない 現地調査では、塗装面積だけでなく、外壁材の種類や現在の塗膜の状態、ひび割れ、コーキング、屋根、雨樋、軒天など、住まい全体の状態を確認します。 同じ築15年の住宅でも、日当たりや風通し、これまでのメンテナンス状況によって劣化状態は異なります。 そのため、実際の建物を確認することが大切なのです。 現地調査で分かること 現地調査では主に、 ・現在どの程度劣化しているか ・塗装だけで対応できるか ・補修が必要な部分はあるか ・どのような塗料や施工方法が適しているか ・足場をどのように設置するか などを確認します。 つまり、「何を塗るか」だけではなく「塗装前に何をする必要があるか」を調べる作業でもあります。 プロが現地調査でチェックする場所 1.外壁の色あせ・チョーキング まず確認するのが外壁全体の状態です。 色あせや汚れ、コケ・藻などに加えて、外壁を触ったときに白い粉が付く**「チョーキング」**が起きていないか確認します。 チョーキングとは、紫外線や雨などによって塗膜が劣化し、塗料の成分が粉状になって表面に現れる現象です。 塗り替え時期を考えるサインのひとつになります。 2.ひび割れや欠損 外壁にひび割れがないかも確認します。 重要なのは、「ひび割れがあるから全部危険」と判断するのではなく、幅・深さ・場所を見ること。 表面的な細いひびなのか、雨水が入り込む可能性があるひびなのかによって、必要な補修方法が変わります。 3.コーキングの劣化 サイディング外壁の場合は、外壁材と外壁材の間にある**コーキング(シーリング)**も重要なチェックポイントです。 コーキングとは、外壁の継ぎ目などに入っているゴムのような材料です。 年数が経つと硬くなり、ひび割れたり、外壁との間に隙間ができたりします。 窓やサッシまわりも含めて状態を確認します。 4.外壁材の反り・浮き 塗装する表面だけではなく、外壁材そのものの状態も見ます。 特に窯業系サイディングでは、劣化によって外壁材が反ったり、浮いたりすることがあります。 状態によっては塗装前に固定や部分補修が必要です。 下地そのものが大きく傷んでいる場合は、塗装だけでは直せないこともあります。 5.屋根の状態 外壁塗装をご相談いただいた場合でも、屋根の状態を確認することがあります。 屋根は外壁以上に紫外線や雨を受ける場所です。 色あせ、コケ、ひび割れ、塗膜の剥がれなどがないかを確認します。 外壁と屋根のメンテナンス時期が近ければ、同時施工によって足場を一度で済ませられる場合もあります。 ただし、屋根材によっては塗装を必要としないものもあるため、屋根の種類を確認したうえで判断することが大切です。 6.軒天・破風・雨樋などの付帯部 外壁以外の細かな部分もチェックします。 例えば、軒天、破風、雨樋、雨戸、シャッターボックス、水切りなどです。 こうした場所を**「付帯部(ふたいぶ)」**と呼びます。 付帯部にも色あせやサビ、剥がれなどが発生するため、外壁と一緒に状態を確認します。 7.ベランダ・バルコニーの防水 ベランダがある住宅では、床の防水状態も確認することがあります。 表面のひび割れや剥がれ、膨れ、水がたまりやすくなっていないかなどを見ます。 外壁塗装のタイミングで、ベランダ防水のメンテナンスが必要か確認しておくと安心です。 8.雨漏りにつながりそうな場所 現地調査では、雨水が入り込みそうな場所がないかという視点でも建物を確認します。 外壁のひび割れ、コーキングの切れ、サッシまわり、軒天のシミなどです。 ただし、雨漏りの原因は複雑なため、一か所だけで決めつけず、症状や雨が降ったときの状況も確認しながら原因を考えます。 現地調査では外壁の面積や足場の設置条件も確認する 塗装面積を確認する理由 適正な見積りを作るためには、実際に塗装する面積を確認する必要があります。 窓などの塗らない部分を考慮しながら、外壁や付帯部などの施工範囲を確認します。 必要な塗料の量にも関係するため、塗装面積をできるだけ正確に把握することが見積りの基本です。 足場を安全に設置できるか確認する 外壁塗装では、ほとんどの場合に足場を設置します。 家と隣家の間隔やカーポート、テラス、植木、室外機などの位置を確認し、安全に足場を設置できるか判断します。 塗装する場所だけではなく、建物周辺の状況を見ることも大切です。 現地調査で大切なのは「塗る場所」より「塗る前の状態」 外壁塗装の仕上がりを考えるうえで重要なのが下地の状態です。 下地とは、これから塗料を塗る外壁そのもののことです。 外壁がひび割れているのに、そのまま上から塗装しても根本的な解決にはなりません。 剥がれや浮きがあれば、必要な処理をしてから塗装します。 そのため現地調査では、**「どの塗料を使うか」だけではなく、「塗る前にどのような処置が必要か」**をしっかり確認します。 美達が現地調査で特に大切にしていること 必要な工事と、まだ必要ではない工事を分ける 美達がよくご相談を受けるのは、「全部塗り替えないとダメですか?」というご質問です。 実際に確認すると、塗装を検討した方がよい場所もあれば、まだ急いで工事をしなくてもよい場所が見つかることもあります。 逆に、一見きれいでもコーキングや屋根などに劣化が進んでいる場合もあります。 最初から塗装することを前提にせず、現在の状態を確認して必要なメンテナンスを整理することが大切です。 写真を使って分かりやすく説明する 外壁や屋根の状態は、専門用語だけで説明されても分かりにくいものです。 特に屋根や高い場所は、お客様自身では確認しにくいため、劣化している場所はできるだけ写真などで確認していただきます。 「どこが傷んでいるのか」「なぜ補修が必要なのか」を分かりやすくお伝えすることで、お客様自身にも住まいの状態を知っていただけます。 現地調査の前にお客様が準備しておくことは? 基本的には、特別な準備は必要ありません。 ただし、 「北側の外壁の汚れが気になる」 「以前、ベランダ付近から雨漏りした」 「このひび割れが広がっている気がする」 など、気になることがあれば調査時に伝えてください。 過去に外壁塗装や屋根工事をしている場合は、施工時期や使用した塗料が分かる資料があれば参考になることもあります。 外壁塗装は現地調査から始まります|岡山市・倉敷市で気になる症状があればご相談ください 外壁塗装の現地調査では、外壁の面積を測るだけではありません。 ひび割れ、チョーキング、コーキング、屋根、付帯部、ベランダ防水、下地の状態など、住まいのさまざまな場所を確認します。 そして大切なのは、劣化を見つけたからといって、すべてをすぐ工事することではありません。 現在の状態を確認し、「今必要な工事」と「今後考えればよいメンテナンス」を整理することが、納得できる外壁塗装につながります。 岡山市・倉敷市で、 「そろそろ外壁塗装の時期か知りたい」 「ひび割れを見つけたけれど、塗装が必要か分からない」 「まずは家の状態を確認してほしい」 という方は、ペイントプロ美達までお気軽にご相談ください。 無理に塗装を決める前に、まずは現在のお住まいの状態を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
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