2026年7月25日 更新!
一級塗装技能士監修|屋根の棟板金が浮いていると言われたら確認したいこと
外壁塗装や屋根工事のお問い合わせの中で、近年特に増えているのが、 「訪問販売の人に棟板金が浮いていると言われた」 「このままだと飛んでしまうと言われて不安」 「本当に工事が必要なのか分からない」 というご相談です。 実際にペイントプロ美達でも、岡山市・倉敷市のお客様からこのようなお問い合わせを頻繁にいただきます。 屋根は普段見えない場所だからこそ、不安になりやすいものです。しかし、指摘されたからといって必ずしも緊急工事が必要とは限りません。 今回は、棟板金が浮いていると言われた時に確認したいポイントや、本当に注意が必要なケースについて分かりやすく解説します。 棟板金とはどこの部分? 棟板金の役割 棟板金(むねばんきん)とは、屋根の一番高い部分に取り付けられている金属製のカバーのことです。 スレート屋根の場合、屋根材と屋根材が合わさる頂上部分に隙間ができます。 その隙間から雨水が入らないように覆っているのが棟板金です。 家に例えるなら「屋根のフタ」のような役割をしています。 スレート屋根で重要な部材 岡山県内でも多く採用されているスレート屋根では、この棟板金が非常に重要です。 小さな部材ですが、屋根全体の防水性能に関わるため、劣化すると雨漏りの原因になることがあります。 「棟板金が浮いている」と言われるケースとは 訪問販売でよく使われる指摘の一つ 実は棟板金は、訪問販売業者がよく指摘する箇所の一つです。 理由は単純で、地上から状態が確認しにくいためです。 お客様自身で確認しづらい場所なので、 「今すぐ直さないと危険です」 と言われると不安になってしまいます。 実際に浮いている場合もある もちろん全てが嘘というわけではありません。 築10年以上経過している住宅では、実際に棟板金が浮いているケースもあります。 重要なのは、本当に異常があるのかを冷静に確認することです。 強風や台風の後は特に注意 岡山県は比較的災害が少ない地域ですが、近年は大型台風や突風も増えています。 強風の影響で棟板金が変形したり、固定が緩んだりすることがあります。 棟板金が浮く主な原因 固定している釘のゆるみ 最も多い原因です。 棟板金は釘で固定されていますが、気温変化による金属の伸縮を繰り返すことで徐々に緩みます。 すると板金が少しずつ浮いてきます。 下地木材の劣化 棟板金の内部には貫板(ぬきいた)という下地材があります。 昔は木材が多く使われていました。 この木材が雨水や湿気で腐ると、釘を保持する力が弱くなります。 結果として板金が浮いてしまいます。 強風による変形 台風や強風で板金があおられると変形する場合があります。 浮きが小さくても放置すると広がることがあります。 経年劣化による固定力の低下 築15~20年を超える住宅では、固定部分全体が劣化しているケースも珍しくありません。 棟板金が浮いていると起こるリスク 雨水の侵入 隙間から雨水が侵入すると下地材が傷みます。 すぐに雨漏りするわけではありませんが、長期間放置はおすすめできません。 強風で飛散する危険 浮いた部分に風が入り込むと、板金が飛ばされることがあります。 実際に台風後には飛散被害の相談もあります。 屋根内部の腐食につながる 水が入り続けると下地材が腐食し、補修費用が大きくなる可能性があります。 「浮いている」と言われた時に確認したいポイント 写真を見せてもらう 本当に浮いているなら写真が撮れるはずです。 最近はドローンや高所カメラで安全に撮影できます。 写真を見せてもらえない場合は注意が必要です。 その場で契約しない 「今日契約すれば安くなる」 という営業トークには慎重になりましょう。 屋根工事は急いで判断する必要はありません。 屋根に上がらせない 点検と言われても、安易に屋根へ上がらせるのは避けましょう。 中には点検中に故意に破損させる悪質なケースも報告されています。 別の業者にも点検を依頼する 最も安心できる方法です。 複数の意見を聞くことで適切な判断ができます。 自分で確認するときの注意点 絶対に屋根へ上らない 転落事故の危険があります。 確認のためでも屋根へ上るのはやめましょう。 地上から見える範囲で確認する 庭や道路から見える範囲で異常がないか確認しましょう。 双眼鏡やスマホのズームを活用する 最近のスマートフォンは高倍率ズームが可能です。 無理をせず安全な場所から確認しましょう。 ペイントプロ美達で実際によくあるご相談 「訪問販売に指摘されたけど本当?」 倉敷市や岡山市で最も多い相談内容です。 実際に点検すると異常が見つからないケースも少なくありません。 点検してみると異常がなかったケース 固定状態に問題がなく、工事不要と判断することもあります。 私たちは必要のない工事はおすすめしていません。 実際に補修が必要だったケース 一方で、築20年以上経過した住宅では釘抜けや下地腐食が見つかることもあります。 早期補修で大掛かりな工事を防げたケースも多数あります。 棟板金の補修方法と目安費用 釘の打ち直し・ビス固定 軽度の浮きなら固定し直すことで改善できる場合があります。 棟板金交換 板金自体が変形している場合は交換が必要です。 下地ごとの交換 下地材が腐食している場合は、内部から交換する必要があります。 この段階になると工事規模も大きくなります。 まとめ|まずは現状確認が大切 棟板金の浮きは放置すると雨漏りや飛散につながる可能性があります。 しかし、「浮いていると言われた=すぐ工事が必要」というわけではありません。 まずは写真や点検結果を確認し、信頼できる業者に状態を見てもらうことが大切です。 ペイントプロ美達でも、岡山市・倉敷市を中心に屋根点検のご相談を数多くいただいています。 「訪問販売に指摘されたけれど本当か分からない」 「屋根の状態だけ確認したい」 「今すぐ工事が必要なのか知りたい」 このようなお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。現状を分かりやすくご説明し、お住まいにとって本当に必要な対応を一緒に考えさせていただきます。 
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