2026年8月23日 更新!
一級塗装技能士監修|台風で屋根が飛ばされる前に確認したい棟板金の劣化サイン
一級塗装技能士監修|岡山県倉敷市・岡山市で20年以上、外壁塗装・屋根塗装・防水工事・雨漏り修理を行うペイントプロ美達が解説します。 台風シーズンが近づくと、 「屋根の板金が飛んだというニュースを見た」 「うちの屋根は大丈夫かな?」 「築15年以上だけど、一度も屋根を点検したことがない」 というご相談が増えてきます。 実は、台風で飛散する屋根材の中でも特に多いのが**「棟板金(むねばんきん)」**です。 棟板金は普段ほとんど目にすることがないため、劣化に気付きにくい部分ですが、強風を受けやすい場所でもあります。 ペイントプロ美達でも毎年台風前後になると、 「屋根からバタバタ音がする」 「板金が浮いていると言われた」 「台風の翌日に板金が飛んでしまった」 というお問い合わせを数多くいただいています。 この記事では、棟板金の役割や劣化サイン、放置するリスク、台風前に確認したいポイントについて、一級塗装技能士が分かりやすく解説します。 台風シーズンになると棟板金のトラブルが増える理由 棟板金とはどこの部分? 棟板金とは、屋根の一番高い部分(棟)に取り付けられている金属製の部材です。 屋根材同士のつなぎ目を覆い、雨水が建物内部へ入り込まないようにする大切な役割があります。 屋根の頂上にあるため、風を直接受けやすく、台風時には大きな負荷がかかります。 そのため、劣化している状態で強風にさらされると、飛散する危険性が高くなります。 なぜ台風で棟板金が飛ばされるのか 新品の棟板金が簡単に飛ぶことはほとんどありません。 飛散する多くのケースでは、 固定している釘が浮いている 下地の木材が腐食している サビで強度が落ちている 長年メンテナンスされていない など、劣化が進行しています。 台風は「原因」ではなく、もともと傷んでいた棟板金の弱点が一気に表面化するきっかけになることが多いのです。 棟板金の劣化サイン5選 ① 釘が浮いている 最も多い劣化症状です。 昼夜の温度差や振動によって、固定している釘は少しずつ浮いてきます。 少しの浮きでも、強風で板金が動き始める原因になります。 施工写真では、 浮いた釘 新しい釘との比較 を掲載すると非常に分かりやすくなります。 ② 板金が浮いている・隙間がある 板金が屋根から少し浮いていたり、隙間ができていたりする場合は注意が必要です。 隙間から風が入り込むことで、さらに板金が持ち上がり、飛散につながることがあります。 ③ サビが発生している 表面のサビだけなら塗装で保護できる場合もあります。 しかし、 穴が開いている 腐食が進んでいる 場合は交換が必要になるケースもあります。 サビは見た目だけで判断せず、内部の状態まで確認することが大切です。 ④ 板金が変形している 以前の台風や飛来物などの影響で、 曲がっている へこんでいる 状態になることがあります。 変形した部分は風の影響を受けやすくなるため、そのまま放置するのはおすすめできません。 ⑤ 強風時にカタカタ音がする 風が吹くたびに、 「カタカタ」 「パタパタ」 という音が聞こえる場合は、板金が浮いている可能性があります。 ペイントプロ美達でも、 「音だけだから様子を見ていたら、次の台風で飛んでしまった」 というケースを実際に経験しています。 音は劣化のサインの一つとして考えましょう。 棟板金を放置すると起こる危険性 雨漏りにつながる 板金が浮くと、雨水が屋根内部へ入り込みます。 最初は少量でも、繰り返し雨水が侵入すると、防水シートや下地材が傷み、雨漏りにつながる可能性があります。 屋根材まで傷む 棟板金だけの問題と思われがちですが、放置すると周囲の屋根材にも影響が広がります。 結果として、 板金交換だけで済んだ工事が 屋根補修や下地交換まで必要になる ことも少なくありません。 早めの補修は、結果的に修理費用を抑えることにもつながります。 台風で飛散し近隣へ被害が及ぶ可能性 最も怖いのは飛散事故です。 強風で飛んだ板金が、 隣の家 駐車中の車 通行人 に当たる危険性があります。 こうした事故を防ぐためにも、台風前の点検は非常に重要です。 台風前に自分で確認できるポイントと注意点 地上から双眼鏡やスマホで確認する 安全に確認する方法としておすすめなのは、 双眼鏡 スマートフォンのズーム機能 離れた場所から屋根を見る ことです。 チェックしたいポイントは、 板金が曲がっていないか 浮いていないか サビがないか です。 少しでも違和感があれば専門業者へ相談しましょう。 屋根には絶対に登らない 屋根は見た目以上に滑りやすく危険です。 毎年、点検中の転落事故も発生しています。 特に、 雨上がり 朝露 台風後 は非常に危険です。 点検は専門業者へ依頼することをおすすめします。 棟板金の補修方法と費用の目安 釘の打ち直しで済むケース 初期の劣化であれば、 釘の打ち直し ビスへの交換 シーリング補修 で対応できる場合があります。 この段階で補修できれば、比較的費用も抑えられます。 板金交換が必要になるケース 次のような場合は交換が必要です。 下地が腐っている 板金が大きく変形している サビが進行している 単に板金だけを交換するのではなく、下地の状態まで確認することが重要です。 塗装だけでは直らないケースもある 「屋根塗装をすれば直りますか?」 というご質問をいただくことがあります。 しかし、 棟板金が浮いている 釘が抜けている 下地が腐食している 場合は、塗装だけでは改善できません。 まずは補修を行い、その後に塗装することで、屋根本来の性能を維持できます。 まとめ|台風前の点検で住まいを守りましょう 棟板金は普段目にする機会が少ないため、劣化に気付きにくい部分です。 しかし、台風や強風の影響を最も受けやすい場所でもあり、放置すると雨漏りや飛散事故につながる恐れがあります。 ペイントプロ美達でも、台風が接近する前には 「棟板金が浮いていないか見てほしい」 「築15年以上なので屋根を一度点検してほしい」 「訪問業者に板金が浮いていると言われて不安」 といったご相談を数多くいただいています。 屋根はご自身では状態を確認しにくいため、「異常があるかどうか分からない」という段階でも点検を受けていただくことが大切です。 ペイントプロ美達では、一級塗装技能士が屋根の状態を確認し、写真を使いながら現在の状態や必要なメンテナンスを分かりやすくご説明しています。 「台風シーズン前に一度見てもらいたい」「棟板金が気になる」という方は、お気軽にご相談ください。早めの点検が、大切なお住まいを長く守る第一歩になります。
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